【フォード フィエスタ 試乗】エコブーストが演出するスムーズなフィール…山崎元裕

試乗記 輸入車
フォード・フィエスタ
フォード・フィエスタ 全 14 枚 拡大写真

Bセグメントのハッチバック車として、ヨーロッパでは圧倒的な人気を誇る、フォード『フィエスタ』。VW『ポロ』や、プジョー『208』といったビッグネームがライバルとして存在するこのセグメントで、なぜフィエスタに高い評価が集まるのか。

【画像全14枚】

今回久々に復活した、日本仕様のフィエスタを試乗して、それはやはりコンパクトハッチバックとしての実用性の高さ、そしてフォード自身はそれを「キネティックデザイン」と称する、エモーショナルなエクステリアとインテリアのデザインに最も大きな理由があることを再確認した。

走りの素晴らしさも、この新型フィエスタでは大きな話題となっているが、それは個人的にも高く評価したいところ。わずか1リットルの、しかも「エコブースト」なるネーミングが与えられた直列3気筒ターボエンジンが、ここまでトルクフルでスムーズなフィールを演出していることにも驚かされたし、長いストロークを活かして見事なスタビリティを生み出すサスペンションの動きにも、終始感動させられた。

このようなスポーティーなテイストを持つコンパクトハッチバックはもちろん大歓迎だ。しかしながらフィエスタの持つ真の価値というものを、もう一度日本でアピールしようと考えるのならば、コンパクトハッチバックとしての実用性、そしてコストパフォーマンスの高さを強くアピールするモデルを。あえて表現するのならば、よりプレーンなフィエスタを、ともに導入するべきではなかったか、というのも正直な感想だ。ベースモデルの素晴らしさが評価されてこその、コンパクトハッチバック。さらなるチョイスが与えられることを期待する潜在的なカスタマーも、きっと多いに違いない。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

山崎元裕|モーター・ジャーナリスト(日本自動車ジャーナリスト協会会員)
1963年新潟市生まれ、青山学院大学理工学部機械工学科卒業。少年期にスーパーカーブームの洗礼を受け、大学で機械工学を学ぶことを決意。自動車雑誌編集部を経て、モーター・ジャーナリストとして独立する。現在でも、最も熱くなれるのは、スーパーカー&プレミアムカーの世界。それらのニューモデルが誕生するモーターショーという場所は、必ず自分自身で取材したいという徹底したポリシーを持つ。

《山崎 元裕》

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