ランクセス、韓国ハンコックと高性能タイヤ用ゴムを開発へ

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技術提携の調印
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ドイツの化学大手ランクセス(Lanxess)は26日、韓国のタイヤ大手ハンコック・タイヤと戦略的技術提携を結ぶことで合意した。

ランクセスとハンコックは、2008年にスチレン・ブタジエン・ゴム(SBR)とネオジウム触媒ポリブタジエンゴム(Nd-PBR)の長期供給契約を締結して以来協力関係にある。

EUと韓国で自動車タイヤの等級を示すラベリング制度が義務化され、日本でも2010年から自主的に導入されたことから、高性能タイヤの需要が高まっている。世界的にもラベリング制度は、ブラジルで16年に導入される予定で、米国と中国でも導入が検討されている。今回両社が結んだ戦略的技術提携は、このような高性能タイヤの需要増大を見込んだものだ。

ランクセスは、世界最大の合成ゴムのサプライヤーで、急成長するアジアの高性能タイヤ市場に焦点を合わせて、昨年10月にNd-PBRの新製品2グレードを発表した。Nd-PBRは、エコタイヤのトレッドとサイドウォールに使用され、タイヤの燃費低減に効果がある。

また、ランクセスはシンガポールに世界最大級のNd-PBRの新工場を建設中で、15年には新工場が稼働する見通しだ。

《山内 博》

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