米国の自動車大手、クライスラーグループのジープブランドは3月4日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー14において、新型SUVの『レネゲード』(RENEGADE)を初公開した。
もともとレネゲードとは、ジープ『ラングラー』のルーツ、『CJ-7』に用意されていたグレードの名称。一時期、『チェロキー』のグレード名としても、使用された経緯がある。
ジュネーブモーターショー14において、全く新しいSUVとしてデビューしたレネゲードは、ジープブランドが初めて、小型SUV市場に参入するために開発されたモデル。車台には、フィアットと提携関係にあるクライスラーグループとが共同開発した、「スモール-ワイド4×4アーキテクチャー」を利用している。
コンパクトボディでありながら、7スロットグリルに丸型ヘッドライトを組み合わせた表情は、ジープのアイデンティティ。「マイスカイ」と命名されたオープンルーフは、ドライブの楽しさを引き立てる装備。
レネゲードは、グローバル市場へ投入されるため、合計で16種類ものパワートレインを設定。トランスミッションには、クラス唯一の9速ATが用意される。もちろん、ジープの名に恥じないオフロード性能を支えるために、優れた4WDシステムを搭載している。