2月のホンダ米国販売、7%減…アキュラのSUVは記録更新
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ホンダブランドの乗用車系では、2012年秋に発売した新型『アコード』が、2万4622台を販売。前年同月比は12.1%減と、2桁の落ち込みが続く。『シビック』も、大幅改良を受けた2013年モデルが2万1575台を売り上げたものの、前年同月比は5%減と引き続き減少。
ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、主力車種の『CR-V』が、2万0759台を販売。前年同月比は0.4%増と、堅調だった。日本仕様とは異なる北米専用ミニバンの『オデッセイ』は、前年同月比4.6%増の8945台を販売。中型SUVの『パイロット』は、28.1%減の6913台と大幅減が続く。
アキュラブランドでは、主力セダンの『TL』が前年同月比33.2%減の1480台。『TSX』も32.9%減の911台、『ILX』も34.9%減の1301台と、セダン系が軒並み苦戦。唯一、2013年春に発売したホンダ『レジェンド』後継車の『RLX』が、前年実績の23倍の371台を登録した。
一方、アキュラブランドのSUVは、2月の販売記録を更新。『RDX』が4.2%増の2911台と、22か月連続で増加。2013年にモデルチェンジした『MDX』は、54.9%増の4563台を販売する。
ホンダの2014年1-2月米国新車販売は、前年同期比4.8%減の19万2036台。「市場全体が息を吹き返し、アコード、シビック、CR-Vの中核車種は、毎月2万名以上の新しい顧客を呼び込んでいる」と話すのは、アメリカンホンダのジョン・メンデル上級副社長。「品質と価値が商品に反映されていれば、顧客の購買意欲を掻き立てることを再び示した」とコメントしている。
《森脇稔》