アスカモデル、バンタム偵察車 BRC 1/24スケールモデル発売…ジープの原点

自動車 ビジネス 国内マーケット
アメリカン・バンタム偵察車 BRC
アメリカン・バンタム偵察車 BRC 全 3 枚 拡大写真

静岡のプラモデルメーカー、アスカモデルは、ジープの基礎となった「アメリカン・バンタム偵察車 BRC」の1/24スケールモデルを発売した。

第二次世界大戦中、米軍は各メーカーに対して、機動性に優れた小型車両の開発を要請。現実離れした要求性能に名乗りを上げるメーカーがない中、果敢にチャレンジしたのがバンタム社だった。わずかなスタッフしかいないバンタム社では不眠不休で試作車を製作し、軍のテストに見事合格するが、生産能力を心配した軍はバンタムから提出された図面をウイリス、フォードの各社にも渡し、追加試作を発注。結果としてウイリスとフォードが量産の生産を担当することとなった。バンタム社にも生産が発注されたもののその数はごくわずかだったという。今回、アスカモデルではこの希少モデルにスポットを当て、現代に蘇らせた。

ミリタリーモデルは1/35スケールが一般的だが、今回は1/24スケールでモデル化。細部に至るまでの詳細な再現を可能にしている。ラダーフレームにエンジン、トランスファー、前後アクスルを搭載、タイヤを取り付けて完成したシャシーにボディを架装すれば完成という、実車そのままの構造をその手で再現できるフルディテールモデルとなっている。

パーツ数は約170点、仕上がりの全長は約13.5cm、幅6cm、高さ6.5cm。そのサイズを同じ1/24スケールのカーモデルと比べてみることで、いかにコンパクトな車両だったかも理解できる。また、ウイリス・ジープに詳しい人なら、さまざまな共通点を発見でき、バンタムの構造こそがウイリスの原点であることも容易に推測できるはずだ。

価格は4500円(税別)。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ...ワイド&ローのフォルムに注目だ!
  3. そのホイール、何年使ってる? 知られざるアルミホイールの寿命と見極め術~カスタムHOW TO~
  4. 取り付け約10秒、カーメイトが『カローラクロス』『メルセデスベンツ』各車純正ミラー専用設計の「ワイドリアビューミラー」を発売
  5. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る