三菱重工、三菱重工パーキングなど機械・鉄構装置事業を展開する子会社3社を統合へ…新市場を開拓

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三菱重工業は4月1日付で、子会社の三菱重工メカトロシステムズ(MHI-MS)、三菱重工パーキング、三菱重工鉄構エンジニアリング(MBE)の3社を再編し、機械・鉄構装置事業を統合した新会社を発足させる。

統合新会社は、中長期の環境変化に柔軟に対応できる企業体質を整え、財務基盤の安定化と収益拡大に取り組む。

新会社は、機械装置、環境装置を手掛けるMHI-MSを存続・承継会社として、立体駐車場を手掛ける三菱重工パーキングを吸収合併、鉄構装置と橋梁を手掛けるMBEの鉄構装置事業を分社化して移管する。

統合新会社の社名は、現行の「三菱重工メカトロシステムズ」を引き継ぐ。資本金は10億円で、発足時の従業員数は約1100人。本社は神戸市に置き、主要事業拠点を横浜市のみなとみらい地区と金沢地区に構える。社長には現MHI-MSの渡邊望社長が就任する。

統合3社の事業は、建設会社や電力会社、製鉄会社など、市場・顧客に類似性を持つことから、共通顧客へのパッケージ提案や、アフターサービス体制強化などに注力する。同時に、現在各社が持つサプライチェーンについても共通化や見直し、調達コストを低減して価格競争力を強化し、高付加価値製品の提供やサービス向上を図る。

また、各種制御や工事・建設についてもリソースやノウハウの融合して、3社の保有技術を組み合わせることにより、既存市場の深耕と新市場・新事業の開拓を推進する。

三菱重工も新会社と密接に連携し、事業展開を全面的に支援するとしている。

《レスポンス編集部》

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