【トヨタ ノア & ヴォクシー 新型発売】開発責任者「本格ハイブリッドを入れたかった」

自動車 ニューモデル 新型車
トヨタ 新型ノア&ヴォクシー
トヨタ 新型ノア&ヴォクシー 全 8 枚 拡大写真
トヨタ自動車の新型『ノア』、『ヴォクシー』には、3代目で初めてハイブリッド仕様車が設定された。チーフエンジニアを務める水澗英紀氏は「このクラスで地位を確固たるものにする大きな武器になるということで、ハイブリッドを入れるべく企画を進めてきた」と振り返る。

水澗氏は「ミニバンも燃費競争は非常に激しい。数年前には11km/リットルくらいだったものが、あっという間に16km/リットルくらいまで上がってきている。このクラスで圧倒的な環境性能にするにはトヨタの強みである本格ハイブリッドを是非入れたかった」と語る。

ハイブリッドシステムについて水澗氏は「基本的には『プリウスα』のユニットをそのまま使っているが、プリウスαよりも重いので、アクセル特性を変えている。街中で走りやすいようアクセルを踏んだ時の出力を調整している」と述べた。

水澗氏によると「ハイブリッド車の販売比率は当初5割強くらい」としていたものの、1月20日の新型発表から1か月間の受注実績では約2万台と、全体の38%にとどまっている。

この背景について水澗氏は「ハイブリッド車の発売が2月24日だったため、消費増税前に納車できる台数が限られるという理由からガソリン車の比率が増えた。またガソリン車でも非常に低燃費で、しかも環境対応車普及促進税制の減税措置対象車になっているので、自分の車の使い方や年間走行距離を考えて、ガソリン車を選ぶ方もいらっしゃるのではないか」と分析する。

ノア、ヴォクシーのハイブリッド仕様車のJC08モード燃費は23.8km/リットル。またガソリン車はアイドルストップ機構付きで16.0km/リットルとなっている。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ハイエースの牙城を崩すか、個性的デザインの「EVバン」が日本上陸…キア『PV5』発売は2026年春
  2. 日産の新型SUV『テクトン』、写真公開…2026年発売へ
  3. マツダの新型SUVが約250万円から!?「バグってる」「買わない理由がない」など驚きの声殺到
  4. レクサスの最高峰セダン『LS』36年の歴史に幕、SNSでは「センチュリーが後継モデルに?」との期待も
  5. Z32ファン感涙、レトロ感あふれる『フェアレディZ』が話題…9月の新型車記事ベスト5
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る