【日産ミニバン3兄弟への10の質問】Q.9 過熱する燃費戦争、セレナのハイブリッド対策は?

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日産・セレナ ハイウェイスター S-HYBRID
日産・セレナ ハイウェイスター S-HYBRID 全 18 枚 拡大写真

日産は2013年12月にベストセラーミニバン『セレナ』を、2014年1月には『エルグランド』をマイナーチェンジした。さらに2月13日のスーパーハイト(モアスペース)軽自動車『デイズ ルークス』発表で、出揃った「日産ミニバン3兄弟」。

【画像全18枚】

デザインの刷新だけでなく、安全機能を充実させたセレナ、居住性の向上をはかったエルグランド。そして活況を呈するスーパーハイト市場に名乗りを上げた新型デイズ ルークスの戦略。日産ならではのミニバンにはどのような特性と魅力があるのか。各車のプランナー、デザイナーに「10の質問」を行った。

Q.9 加熱する燃費戦争、セレナのハイブリッド対策は?
A.9 現行モデルではS-HYBRIDで快適性と経済性のバランスを保っている。今後もユーザーの期待に応えられるよう最善策を模索していく

これまでMクラスミニバンで唯一、「ハイブリッド」の名がつくモデルをラインアップしていた『セレナ』だが、ついにトヨタ『ノア/ヴォクシー』からフルハイブリッドが登場し、燃費はガソリンモデルで同等となった。

何かとお金のかかる子育て世代がメインとなるこのクラスのユーザーにとって、やはり燃費と経済性は直結するイメージ。セレナの今後の対策はどうなっているのだろうか。

日本商品企画部の富岡保リージョナルプロダクトマネージャーは、「セレナのS-HYBRID(スマートシンプルハイブリッド)は、根本的にフルハイブリッドとは考え方が異なっています。まず第一は、ミニバンとしての使い勝手や広さ、快適性を犠牲にしないこと。そして、コストが高くなる分を価格にも転嫁しない。その上で低燃費をと考えたのがスマートシンプルハイブリッドなのです。ただ、やっぱり燃費は良い方がいいですし、MクラスミニバンNo.1と言っている以上、そこは抜かりなくやっていきたいと考えます」と語る。

『フーガ』のようなフルハイブリッドを投入する可能性については、「販売店からのレポートでは、例えば40万円高のハイブリッドを買って、年間に何万キロ走ればその分がペイするのかを、お客様はかなりシビアに検討しているようです。セレナのスマートシンプルハイブリッドと、結局はどちらが賢い買い物なのかはそこでお分かりいただけていると思います。ですから、現行型でのフルハイブリッド投入は考えていません。ただ、次期モデルではまだわからないですね。いずれにしても、お客様が望むものを提供しなくてはならないと考えています」と富岡氏。

やはりそこは、ライバルに勝つためフレキシブルな判断が必要なようだが、燃費の数値だけではなく総合的なコスト考え、ユーザーにとって最もメリットのある道を進むことだけは間違いない、と断言していた。

《まるも亜希子》

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