「義経」17年ぶり走行へ…京都鉄道博物館に移設

鉄道 企業動向

JR西日本は3月12日、交通科学博物館(大阪市港区)で保存・展示している7100形7105号「義経」とされる蒸気機関車を梅小路蒸気機関車館(京都市下京区)に移し、10月頃にも構内運転を実施すると発表した。

JR西日本によると「義経」は1880年、官営幌内鉄道(現在の函館本線などを運営)が米国から輸入した蒸気機関車。1923年に廃車され梅鉢鉄工場(現在の総合車両製作所)に払い下げられたが、戦後の1952年に国鉄が引き取った。1991年からは交通科学博物館で展示されている。

交通科学博物館は4月6日の閉館が予定されており、同館で保存されている車両は梅小路蒸気機関車館と一体的に整備する京都鉄道博物館(2016年春開館予定)に移設される。今回、移設車両のトップバッターとして「義経」を梅小路蒸気機関車館に移すことになり、同時に構内運転の復帰が計画された。「義経」の走行は京都駅ビル記念行事以来、17年ぶりになる。

JR西日本によると、4月中旬にも交通科学博物館から梅小路蒸気機関車館に搬入する。その後、約半年かけて整備し、10月頃に動態復帰させる計画。交通科学博物館からの搬出時と梅小路蒸気機関車館への搬入時、動態復帰作業終了後には、それぞれセレモニーを開催する予定だ。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. ホンダ『スーパーEV』世界初公開へ、小型EVで「運転の楽しさ」提案
  3. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  4. 日本にはないアバルトの高性能SUV、『パルス アバルト』が大胆イメチェン!
  5. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る