【フォード フィエスタ 燃費チェック】長距離でも光るエコブースト、実燃費リッター18.22km

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フォードフィエスタで燃費計測にチャレンジ。400kmロングドライブで18.22km/リットルを記録。特に中高速で燃費の良さを見せた
フォードフィエスタで燃費計測にチャレンジ。400kmロングドライブで18.22km/リットルを記録。特に中高速で燃費の良さを見せた 全 16 枚 拡大写真

フォードの新型『フィエスタ』は、女性にも人気という欧州味あふれるデザインと、トルクフルな走りが特徴のグローバルコンパクトだ。1リットルターボの「エコブースト」エンジンによるJC08モード燃費17.7km/リットルという環境性能も魅力のひとつ。今回、フィエスタの実力を検証すべく、400kmのロングドライブに挑戦。そのパフォーマンスと実燃費を検証した。

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走行方法は基本的なエコドライブを実践。法定速度を遵守し、交通の流れに乗り、極端な低速走行などはせず、クルマの特性にあった運転を心掛けることとした。

前哨戦として、市街地と高速道路でクルマの基礎体力を計測。市街地は皇居外周約5kmを3周走行し計測。車載燃費計による数値は平均13.1km/リットルだった。いっぽう、高速は首都高速環状線の約13kmを同じく3周。平均18.9km/リットルで、カタログ燃費達成率107%と堂々たる数字を記録した。

中~高速度域で実力の高さを見せたフィエスタ。高速道路を含めたロングドライブでの燃費はどうだろうか? 都内での計測を終えてから、東名高速道路を使って西を目指した。

下りエリアで25.6km/リットルの最高燃費

東名高速で3車線ある区間は、一番左の車線は大型車の速度リミッターに合わせて80~90km/h、真ん中は90~100km/h、追い越し車線が100km/h付近で車が流れている印象。極端なノロノロ運転はせず、80km/h~100km/hで交通の流れに乗って走る。燃費が悪化する登り区間は速度を控えめにするため一番左のレーンを使用、下り勾配では下りのエネルギーを生かすため、真ん中のレーンを使用した。

上記の走行方法で、海老名SA(サービスエリア)から上りこう配が多い足柄SAまでの区間燃費は17.9km/リットル、足柄SAから下りこう配が多い新東名の駿河湾沼津SAまでの区間燃費が25.6km/リットルと、今回のテストで最高燃費を記録した。海老名SA~駿河湾沼津SAの区間を総合すると、燃費は21.7km/リットル。カタログ燃費を大きく超えている。長距離かつ一定速度による走行での燃費性能の高さは、さすがグローバルカーといったところか。

高速燃費は安定、クルコンでも実力を見せつける

沼津IC付近に宿をとって2日目、一般道を走り沼津市街を抜けて淡島を目指した。平日とあって沼津中心部は渋滞気味で燃費は悪化方向であったが、海岸沿いに近づくと渋滞もなくなりスムーズに巡航、信号の少ない道路なので燃費計の数字も改善していった。新東名の長泉沼津IC付近から淡島到着時の区間燃費が14.5km/リットル。復路は11.4km/リットルと、淡島から長泉沼津ICまで高低差があったことと、渋滞や信号停止による燃費の悪化の影響が大きい。

沼津市街での走行を終え東京へ向かう。新東名長泉沼津IC~中井SAが20.83km/リットル、中井SA~海老名SAが22.2km/リットル、新東名長泉沼津IC~海老名SAを総合すると燃費は21.5km/リットルと、往路で計測した海老名SA~駿河湾沼津SAの21.7km/リットルとほぼ同じく、良好な数字を叩き出した。

最後に、海老名SAから首都高の初台出口までクルーズコントロールを使い、出力をクルマ任せにして走ってみた。すると区間燃費は17.9km/リットルと、人力には劣るもののこれもカタログ値を超える。フィエスタと1リットルエコブーストの実力を見せつけられた格好だ。

414km走行し、満タン給油法で実燃費18.22km/リットル

2日間の総合燃費はどうだったか? 区間燃費の計測には車載の燃費計を利用したが、2日間を通しての燃費計測には満タン給油法を用いた。1日目のスタート時とゴール時にガソリンを満タンに、さらに2日目のゴール時に満タンにすることで、走行距離と給油量から往路・復路それぞれの実燃費を割り出す。計測ツールには今回、燃費管理アプリ『e燃費』を使用。給油レシートを撮影するだけで燃費計測・管理をおこなうスグレモノだ。

念のため、給油機による給油量のバラツキを考慮して、スタートとゴールのスタンドと給油機は揃えた。給油時の誤差を抑えるため、1回目のオートストップ後、タンクの様子が落ち着いてから、もう一度オートストップが働くまで継ぎ足す方法で統一した。

1日目は、251kmを走行して燃費は18.48km/リットル。2日目は走行距離163kmで17.95km/リットルだった。2日間トータルで414kmを走行し、総合燃費は18.22km/リットル、カタログ燃費達成率は103%を記録した。

今回のテスト結果から考察すると、やはり信号停止の多い都市部ではアイドリングストップがないため燃費では不利になると考えられるが、信号の少ない道路や高速道路など、比較的速度レンジの高い領域を走るユーザーであれば、意外なほど実用燃費を引き出せそうだ。ふんわりアクセルでも力強く加速できるトルクフルな走りが、エコドライブにも貢献する。

さらに、このエコブーストエンジン、エコドライブを忘れてアクセルを踏み込むと1リットルとは思えぬ俊足を見せる。小型で軽量に仕上げられたガソリンエンジンのメリットをカタチにしたといえる。フォード フィエスタ、驚異的なカタログ燃費を引き出すハイブリッド車などと比べ控えめなカタログ燃費ではあるが、実用燃費がこれを上回るのは大きな魅力だ。走りの楽しさも考慮すると、なかなかの実力者である。

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