国際特許出願を受けつける世界知的所有権機構(WIPO)は13日、2013年度の特許協力条約(PCT)を使った国際特許出願数の速報値を発表した。
それによると国際特許出願数の世界1位は日本のパナソニックの2881件で、2309件の中国通信大手:中興通訊(ZTE)を抜いて3年ぶりに首位に返り咲いた。3位は中国の華為技術(ファーウェイ)で2094件、その他では日本のシャープが6位、トヨタが8位に入った。
自動車メーカー別では、日本とドイツが強くトヨタが1696件で1位、2位は日産の644件、3位はホンダの364件、4位にドイツのダイムラーAGの237件、5位にアウディの231件が続いている。
自動車分野全体では、13社の自動車メーカーの出願数が2013年には4275件に達し、2010年の2322件と比較して急激な伸びを見せている。WIPOでは自動車分野の急速な技術開発投資の増加を反映したものと説明している。