JR旅客4社、国際高速鉄道協会を設立へ…「日本型」普及目指す

鉄道 企業動向
新横浜駅を通過するN700系。日本の新幹線は踏切を一切設けない高速鉄道専用の軌道とATCシステムの組み合わせによって高速運行を実現している。
新横浜駅を通過するN700系。日本の新幹線は踏切を一切設けない高速鉄道専用の軌道とATCシステムの組み合わせによって高速運行を実現している。 全 1 枚 拡大写真

JR東日本・東海・西日本の本州3社とJR九州は3月17日、一般社団法人「国際高速鉄道協会」を共同で設立すると発表した。

英語名は「International High-Speed Rail Association」で、略称「IHRA(アイラ)」。4月1日に設立する。設立準備業務はJR東海が担当しており、代表者(理事長)には宿利正史氏が就任する予定。宿利氏は1974年、運輸省に入省し、2011年9月から国土交通事務次官を1年間務めた。

IHRAは、「Crash Avoidance(衝突回避)」の原則に基づく「日本型高速鉄道システム」を国際標準にすることを目指す。日本の新幹線は、平面交差(踏切)のない高速旅客鉄道専用の軌道と自動列車制御装置(ATC)の採用によって、高速列車の衝突事故の発生を防いでいる。

《草町義和》

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