【ボルボ 60シリーズ 発売】1.6と3リットルの間を埋める2リットルエンジン搭載モデル追加

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ボルボ S60 T5 R-DESIGN
ボルボ S60 T5 R-DESIGN 全 30 枚 拡大写真

ボルボ・カー・ジャパンは新世代パワートレイン「Drive-E(ドライブ・イー)」の2リットル4気筒ターボ「T5 エンジン」を、ボルボ60シリーズ(『S60』『V60』『XC60』)に搭載し、2月20日から販売を開始した。

今回、60シリーズに2リットルターボエンジンのモデルが追加されることとなったのだが、この「T5エンジン」、S60とV60にとって待望のエンジンなのである。

なぜか。これまでのラインナップでは3リットル直列6気筒ターボエンジンにAWDを組み合わせたT6グレードか、1.6リットルターボエンジンのFFモデルであるT4グレードしか選択肢がなかった。今回、両グレードの間を埋める2リットルターボエンジンを積んだT5グレードが追加されたのである。

ボルボ・カー・ジャパン コーポレート・コミュニケーション部の相良賢一氏は「今回、2リットルエンジンのグレードが追加されたのが最大のポイントです。2リットルというのは輸入車のDセグメントにおいてとても大切で、他社メーカーはほとんど持っています。1.6リットルエンジンでも十分走りますが、やはり記号性も大事です。2リットルぐらいないと、というお客様もいらっしゃるのです」とT5グレード追加の意義を語る。

T5を名乗るがV40のように5気筒ではなく、4気筒ターボ。最高出力245ps・最大トルク350Nmというハイスペック。気になる燃費は、S60が14.6km/リットル(JC08モード)、S60に比べ20kg重いV60が14.4km/リットルとなり、両車75%の減税となる。

XC60には従来からフォードと共同開発した2.0リットルエンジンを搭載したグレードは存在したが、今回から「Drive-E」エンジンに切り替わる。従来エンジンに比べ馬力が5ps、トルクが30Nmアップしたにもかかわらず、燃費は11.1km/リットルから13.6km/リットルに改善。こちらは100%の減税となり、車両価格で30万円アップしているが、減税によりほぼ相殺されるというのも嬉しいニュースである。

《橋本 隆志》

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