いすゞ自動車は、大型観光バス『ガーラ』を改良、先進安全機能強化と燃費向上を図り、4月1日より発売する。
今回の改良では、停止障害物や対向障害物に対しての衝突被害軽減機能に加え、渋滞中などの低速先行車両に対して衝突回避を支援する機能を新たに追加した。
また、新規安全装置として、車線逸脱警報およびドライバーモニターを標準採用した。車線逸脱警報は、室内搭載のカメラで車線に対する車両位置を検出し、車線を逸脱すると警報音と表示で警告するもの。ドライバーモニターは、画像センサを用いて常にドライバーの顔向き・目の開閉状態を検知して前方不注意を警報する。
さらに、全長12メートル車では、エンジン制御の改良により燃費を向上させた。すでに2015年度燃費基準値+10%を達成済みの低馬力(360ps)車に加え、高馬力(450ps)車においても同基準値+10%を達成。これにより2009年基準低排出ガス車認定と合わせて全長12メートル車はすべて新車購入時の自動車取得税および自動車重量税が免税となる。