ベントレーの2013年通期決算、営業利益は67%の大幅増

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ベントレー フライングスパー V8
ベントレー フライングスパー V8 全 3 枚 拡大写真

英国の高級車メーカーで、フォルクスワーゲングループに属するベントレーは3月19日、2013年の通期(1-12月)決算を公表した。

同社の発表によると、売上高は前年比15.5%増の16億8000万ユーロ(約2375億円)と過去最高。営業利益も、過去最高の1億6770万ユーロ(約237億円)。前年実績に対して、66.9%増と大幅な伸びを示す。

2013年の世界新車販売台数は、1万0120台と新記録。前年比は19%増と大きく伸びた。市場別実績では、引き続き最大市場の米国が、前年比28%増の3140台と好調。ベントレーの世界販売のうち、31%が米国市場で販売された計算だ。第2位は中国で、2191台。前年比は2.8%減と、マイナスに転じた。

また3位の欧州は、前年比11%増の1480台で、信用不安から回復傾向。地元の英国は、25%増の1381台と伸びた。中東は前年比45%増の1185台。アジア太平洋地域は前年比26%増の452台で、日本は53%増の291台を販売する。

車種別では、新型『フライングスパー』が、2013年9‐12月だけで、2005台を納車。同車のこれまでの年間販売台数は平均2700台レベルなので、新型の販売の立ち上がりは良好だ。

また、2013年末時点のディーラーネットワークは193拠点。前年比12%増となった。2014年末までには、220拠点へ増える見通し。同社のウォルフガング・シュライバー会長兼CEOは、「世界中でベントレーのファンが増え続けている。今後も顧客のニーズの変化に対応し続けていく」とコメントしている。

《森脇稔》

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