GDP比の家計債務、過去最高の86.8%…中銀報告、アジアで最高水準に

エマージング・マーケット 東南アジア

中央銀行バンク・ネガラの報告によると、マレーシアの家計債務水準が、2013年末時点で国内総生産(GDP)の86.8%となり、GDPに家計債務が占める割合がアジアで最も高い水準となった。家計債務の多くを住宅ローンや自動車ローンが占めた。

中銀のゼティ・アクタル総裁によると、GDPに対する家計債務の比率は今後数年で上昇すると予想されている。マレーシアでは労働人口に若者が占める割合が多く、都市部を中心に富裕層が増加傾向にあるためだという。

中銀の年次報告によると、2003年から2013年までの10年間で、マレーシアの家計債務は年間平均12.7%の割合で増加した。一方、同期の家計資産額の成長率は年率10.4%となっており、2013年末時点でのGDP比の家計資産は321.6%だった。
家計資産の増加の要因としては、世帯収入の増加に伴う預金額や借入額の増加が挙げられた。

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
  4. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  5. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  6. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  7. 八木節まつりとクラシックカーの共演…触れた、乗れた! 50万人規模のイベント
  8. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  9. 快進撃のヤマハ、次は「親しみやすいスーパースポーツ」で勝負!?「鈴鹿8耐2025」注目の1台
  10. 軽EV市場に新顔登場、ホンダ『N-ONE e:』と競合する車種
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る