【バンコクモーターショー14】開幕直前…政情、優遇税制、タイ自動車業界の行方はいかに

自動車 ニューモデル モーターショー
バンコクのアソーク交差点
バンコクのアソーク交差点 全 10 枚 拡大写真

3月24日、第35回バンコクモーターショーがバンコク郊外のインパクト・ムアントンタン(IMPACT Muang Thong Than)で開幕する。

昨年11月より続く反タクシン派によるデモの影響で、1月21日から発令されていた非常事態宣言も先日解除された。バンコクの街は一先ず落ち着きを取り戻したようだ。

タイは日本メーカーのシェアが約9割を占める重要な販売拠点。2012年には自家用車の初回購入者に対する支援策もあり、台数を伸ばしてきた。しかしながら、優遇措置の終了と景気見通しの悪化により2013年の国内販売台数は低迷。タイ工業連盟(FTI)の発表によれば、7.7%減の132万5478台にとどまっている。

トヨタは今年1月に『カローラ アルティス』を発売した。ホンダは小型セダン『シティ』や新興国向けコンパクト『ブリオ』でシェアを伸ばしている。日産は世界戦略車の小型SUV『リヴィナ』を販売を発表。三菱はエコカー『ミラージュ』やピックアップトラック『トライトン』などを現地で展開中だ。販売会も兼ねるバンコクモーターショーでは、各社巻き返しを図るべく、既存モデルの出展が中心になると見られる。

また、今月末までは第2期エコカー政策の申請を受け付けており、マツダが『マツダ2』(日本名:デミオ)での参入を検討しているという。

24日はVIPデー、25日がプレスデーでメーカーごとのプレスカンファレンスが行われる。一般公開日は26日から4月6日まで。

《吉田 瑶子》

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