JR西日本は3月25日、山陽新幹線公式キャラクター「カンセンジャー」のラッピングを施した500系車両を引き続き運行すると発表した。新デザインのラッピングを追加する。
カンセンジャーは2012年10月14日、交通科学博物館(今年4月6日閉館予定)で誕生。普段は「ニシタビト」の名で新幹線の車掌をしているが、500系車両に似たいでたちのスーパーヒーロー「カンセンジャー」に変身し、悪と戦うという設定だ。JR西日本はカンセンジャーを各種イベントに参加させ、安全乗車や車内マナー向上の啓発活動を行っている。
カンセンジャーの装飾を施した8両編成の500系ラッピング車は2013年4月10日から運行を開始。今回、新たに2種類のデザインを追加し、引き続きカンセンジャーのラッピング車を運行することにした。
ラッピングイメージは1・8号車と7号車の車体に掲出。1・8号車は前回と同様のデザインで、カンセンジャーポーズ(幅1300mm×高さ1500mm)とロゴ(幅1600mm×高さ600mm)を先頭部の両側面に配置する。7号車のラッピングは新デザインで、車体海側はカンセンジャーポーズ(幅2500mm×高さ1900mm)、山側はカンセンジャーとニシタビト(幅2300mm×高さ2000mm)が並ぶ。
新デザインによるラッピング車の運行開始は4月6日から。初日は博多南線の博多南7時00分発博多行きから運用を開始し、博多駅からは7時17分発の岡山行き『こだま732号』として運行する予定だ。
また、新デザインのラッピング車の運行開始にあわせ、新神戸・岡山・広島・新山口・小倉・博多各駅の新幹線改札内コンコースにカンセンジャーの等身大記念撮影用パネル(高さ1800mm×幅1100mm)を3月28日までに設置する。デザインは各駅ごとに異なり、背景に駅周辺の観光地などを描いている。