ザインエレクトロニクス、車載・産業機器向けフルHD液晶表示制御用LSIの量産出荷を開始

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ザインエレクトロニクスは3月26日、自動車市場および産業機器市場向けに開発したフルHD液晶表示制御用LSIの新製品「THF9801/THF9802」の量産出荷を第2四半期より開始すると発表した。

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車載液晶パネルの解像度は、WVGA(800×480)クラスから、今後はフルHD(1920×1080)以上の解像度に高精細化が進む流れにある。同社は従来培ってきた表示制御技術と高速インターフェース技術を活かして、高解像度化のトレンドを踏まえた表示制御技術を開発し、その新製品THF9801/THF9802を市場投入する。

新製品は、シリアル伝送技術を応用した高速液晶ドライバインターフェース技術である、eDriCon技術を搭載。画像データを伝送する信号線に、クロック(画像データの動作時点を特定する情報)を重畳させて伝送することにより、ケーブル本数を抜本的に削減することが可能となる。例えば、従来のドライバ技術で28対必要となるドライバインターフェースケーブル本数が、7分の1の4対のみで送受信可能となり、コストおよび配線スペースの削減に寄与する。

同社は新製品の量産出荷を開始し、車載ナビゲーションや車載モニターなどの液晶パネル、車載電子ミラー、産業機器用モニターなどに適用されるよう拡販をすすめる。

《纐纈敏也@DAYS》

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