ホンダは24日から開催中のバンコクモーターショー14において、新型『シティ』を出展した。
新型『シティ』はグローバル向けのコンパクトセダンで、昨年11月にインドでワールドプレミア。タイでも今年1月から発売を開始し、今後は世界60市場へと投入される予定だ。生産はアユタヤ工場で行われ、年間目標販売台数は6万台。
タイにおけるホンダの2013年乗用車シェア率は32.1%と、トヨタの28.7%上回り1位となった。全販売台数は21万3155台で、シティはそのうち9万3000台を占める主要モデルだ。今回の新型導入にかける期待も大きい。
搭載する1.5リットル直列4気筒「i-VTEC」ガソリンエンジンは、代替燃料「E85」にも対応している。さらに、エクステリアとインテリアには2色のカラーを追加した。価格は55万バーツ~74万9000バーツ(約172万~235万円)。
ホンダオートモービル(タイランド)のPirak Pruittisarikorn社長は、「今年はホンダがタイで創業を開始してから50周年を迎える。我々は四輪車、二輪車、創エネルギー事業、全ての分野において、常に先進性と画期的な技術を提供しなければならないと感じている。今後も様々なニーズに対応した幅広いレンジを用意し、全国191のディーラーでサービスを行っていく」と語った。その思いは、ブース内に展示された13というラインアップの多さからも窺い知ることができる。