トヨタ自動車、中国で学生支援のための助学金プログラムを3年間延長

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中国宋慶齢基金会トヨタ助学金プログラム(動画キャプチャ)
中国宋慶齢基金会トヨタ助学金プログラム(動画キャプチャ) 全 2 枚 拡大写真

トヨタ自動車と中国宋慶齢基金会は、2006年から8年間続けてきた「中国宋慶齢基金会トヨタ助学金プログラム」をさらに3年間延長することで合意し、3月28日、朝陽文化館(中国北京市)にて調印式典を実施した。

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式典には給付対象である大学の代表者・学生のほか、基金会、トヨタなどの関係者が出席した。挨拶に立ったトヨタの大西弘致専務役員は、「トヨタには『モノづくりは人づくり』という考えがある。本プログラムを通じて、学生の皆さんには一日も早く社会で重責を担う人材となり、日中友好の懸け橋となっていただくことを願っている」と述べた。

この助学金プログラムは、中国中西部を中心とする地域の大学生を支援するもので、経済的支援の他に、リーダーシップ研修や日本訪問などの機会を提供している。この8年間で25大学から合計1810人の学生が同プログラムの対象となった。今後の3年間では、毎年260人、合計780人への支援を行う。これにより支援する学生の累計総数は約2600人となる見込み。

また、一人当たりの給付金額を年間4000元に増額し、リーダーシップ研修の対象を年間50人から全員に拡大する。さらに、新たな試みとして、学生、卒業生、基金会、トヨタとの人的交流を深めるオンラインコミュニティを開設し、人脈づくりの機会を提供する。

なお、今後3年間の寄付金額は2700万元(約4億4000万円)を予定しており、同プログラムの累計寄付総額は約7200万元(約11億8000万円)となる。

《纐纈敏也@DAYS》

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