ホンダの米国法人、アメリカンホンダは3月29日、『シビック』のリコール(回収・無償修理)を行うと発表した。
今回のリコールは、タイヤ装着時の不備が原因。アメリカンホンダによると、工場の製造ラインでのタイヤ組み付け時、ホイールのリムと装着機器の間にタイヤのゴムが挟まれたものがあり、タイヤに亀裂が生じている可能性があるという。
この状態では、タイヤの空気が急速に抜け、事故のリスクが高まるとしている。
リコールの対象となるのは、2014年モデルのシビックの「LX」グレード。2013年11月から2014年1月にかけて生産された車両で、米国内で販売された9816台が該当する。
アメリカンホンダは、「この不具合による事故や負傷者の報告はない」と説明。販売店でタイヤに損傷がないか点検作業を実施し、タイヤに問題が見つかれば、無償でタイヤを交換する。