ルフトハンザドイツ航空のオットーF.ベンツ日本支社長は3月31日、羽田空港内で報道陣と懇談し、1978年以来となる同空港への就航について、「実は羽田は日本以外ではあまり知られていない。羽田のメリットをヨーロッパの人々に伝えていきたい」との考えを示した。
ベンツ日本支社長は「羽田は、東京で仕事や生活をされている方にとってより早く空港にいくことができるという地理的なアドバンテージがある。また日本の他の都市、地方への便があるので、欧州から日本の地方都市に行く人にとっても非常に便利で、その逆もしかり」と評価。
その一方で「多くの欧州の人々はやはり成田が国際線のメインの空港であると考えている。羽田のメリットをヨーロッパの人々に伝えていきたい」と述べた。
また「羽田への就航はどの航空会社にとっても非常に重要なプロジェクトとなっている。かなり需要が見込めるということであればより大きな航空機、例えばエアバス『A380』の活用もありえる」との見通しを示した。
ルフトハンザは羽田空港の国際線発着枠拡大を受けてフランクフルトおよびミュンヘン直行便の運航をそれぞれ開始。共同運航を務める全日本空輸便と合わせると1日5便が羽田とドイツの間を往復することになる。