関西の自動改札機、「1円単位」でトラブル

鉄道 テクノロジー

近畿日本鉄道(近鉄)・阪神電気鉄道・京阪電気鉄道・南海電気鉄道・大阪市交通局・京都市交通局・神戸電鉄の関西7社局で4月1日、一部の自動改札機でICカードによる入場ができなくなるトラブルが発生した。

関西7社局とオムロンソーシアルソリューションズ(OSS)によると、OSS製の自動改札機のプログラムにおいて、前回利用データをチェックする機能に誤りがあり、1円単位運賃区間を利用したICカードを「異常カード」と判定するようになっていた。

このため、4月1日の消費税率引き上げを機にICカード1円単位運賃が導入されたSuica・PASMOエリアで1円単位運賃区間をICカードで乗車し、その後、関西7社局の一部の自動改札機から改札内に入ろうとすると、エラーが発生して入場できない状態になった。

入場エラーの発生が確認されたのは、7社局の約400駅に設置された約1900台の自動改札機。少なくとも約600人に影響したと見られる。OSSはプログラム改修を終えて機器への反映を実施し、4月2日中に全ての改札機の改修を完了したとしている。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  2. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  3. トヨタ『ランクル60』に最新V6ツインターボ移植、「ターボトレイルクルーザー」発表へ…SEMA 2025
  4. ホンダ『シビック タイプR』がラリーカーに、競技参戦を想定…SEMA 2025
  5. 日産 フェアレディZ をレーシングカーにカスタム、「NISMO GT-Z」発表へ…SEMA 2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る