トヨタ自動車のインド車両生産・販売会社、トヨタ・キルロスカ・モーター(TKM)は4月1日、3月のインド新車販売の結果を明らかにした。
同社の発表によると、3月の総販売台数は9160台(輸出を含む)。前年実績の2万1143台に対して、56.7%減と大きく落ち込み、4か月連続で前年実績を下回った。
これは3月中旬、インド国内の2工場をロックアウト(一時閉鎖)した影響。賃金交渉が難航し、一部の従業員が生産を妨害したり、会社を脅迫したりしていることを受けて、TKMがロックアウトに踏み切った。
9160台の内訳は、インド国内販売分が8206台で、前年同月比は57.8%の大幅マイナス。TKMは2012年4月から、現地生産車の『エティオス』シリーズの海外向け輸出を開始。3月はこのエティオスを、954台輸出している。
TKMのN・ラジャ営業&マーケティング担当上級副社長は、「3月18日から、生産が制約を受けている。これは、外部から扇動された非組合員の行動によるもの」と、非難のコメントを出している。




