3月末、三菱のスポーツカー『ランサーエボリューション』の生産終了が報道された。1992年の初代登場から20年あまり。WRC制覇など輝かしい足跡を残したランエボの歩みを写真で紹介する。
3代目(「III」)の登場は「II」の登場からちょうど1年後の1995年1月。IからIIはほぼ外観に変化はなかったが、3代目は大型リアスポイラーやサイドステップ、開口部を拡大したフロントバンパーなどで迫力あるエクステリアを身にまとった。
パワートレーンはキャリーオーバーだが2代目よりターボコンプレッサーと圧縮比の見直しを行い、高回転での出力向上を図った。その結果、最高出力は10ps上乗せした270psとなった(最大トルクは31.5kgmで変わらず)。
WRCではIIを超える成功を収めた。1995年から96年にかけ全14戦にエントリーし、6勝を挙げ、トミ・マキネンのドライバーズタイトル獲得(96年)の立役者となった。