より強固になった体制で2014年のGT300にR8で挑む…Audi Team Hitotsuyama

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GT300クラスを戦う主役の一台、Audi R8 LMS ultra。
GT300クラスを戦う主役の一台、Audi R8 LMS ultra。 全 5 枚 拡大写真

SUPER GTシリーズのGT300クラスは、近年、世界選手権と評してもいいほどの充実した陣容で覇が競われるようになっている。そんな激戦区に、今季、より強固になった体制で挑むのが「Audi Team Hitotsuyama」だ。

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ドイツ車使用チームを中心とした本国からの支援体制拡充が最近のトレンドとなっているGT300クラス。それによって同クラスは一層高度な戦いの場と化してきているわけだが、Audi Team Hitotsuyamaもアウディ ジャパンおよびドイツ本国「Audi Sport」からの支援が今季は従来以上に厚いものとなり、戦力強化が図られた。チームを指揮する鬼木秀和監督は「(これまで以上に)情報量が多くなりましたから、セッティング面でマシンをステップアップさせるタマ(手段)も増えています」と語り、「今のGT300は勝てるマシンが10数台いる激戦」への決意を新たにしている。

Audi Team Hitotsuyamaが走らせるマシンは「Audi R8 LMS ultra」。既にGT300でもお馴染みのR8は、世界中のトップシーンを賑わせ続けてきた近代ハコレースきってのロングセラー車でもある。ドライバーは、フォーミュラ・ニッポン(現在のスーパーフォーミュラ)とGT500でシリーズタイトルを獲得した経験をもつリチャード・ライアン(英国)に加え、今季からそのパートナーにGT300で常に上位を争ってきた強豪ドライバーのひとり、藤井誠暢(とものぶ)を起用。こちらの面でも充実の体制が敷かれており、やはり強力な布陣の他のドイツ勢や国産勢との戦いに臨んでゆく(カーナンバーは21、装着タイヤはヨコハマ)。

体制は申し分なく、マシンの素性もいい。だが、各車の性能を均衡させて競わせるのがSUPER GTの基本原則であり、そこには難しい面も常に存在し続ける。BoP(バランス・オブ・パフォーマンス)という、車重や吸気リストリクター径などによる性能調整が施されるわけだが、今季のR8は昨年より車重を都合15kg軽くできることになった。それでも「簡単ではないですね。去年ほどではないにしても、やはりストレートは(規則的な部分によって)厳しいのが実状です」と鬼木監督。しかし、そういった規則も克服していくことがこのカテゴリーで勝つための道であり、「コンマ数秒に何台も入ってくる(ハイレベルで)拮抗した戦い」だからこそ、挑戦の意義もますます深くなる。

「開幕前のテストでもロングランのペースが良かったので、決勝レースには自信があります。ふたりともきちんと結果を出してくれるドライバーですし、マシンを速くするためのプロのコメントをしてくれている。ドライブフィーリング的にも近いものがあるコンビですしね」と手応えを語る鬼木監督のもと、アウディ ジャパンとドイツ本国からの強力支援を受けつつ、GT300クラスの頂点を目指して戦うAudi Team Hitotsuyama。SUPER GTにおける今季注目チームのひとつである。

《遠藤俊幸》

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