ボッシュ、ESCシステムの累計生産が累計1億台に到達

自動車 ビジネス 企業動向
ESC製造の様子
ESC製造の様子 全 2 枚 拡大写真
ボッシュは3月26日、同社のESC (エレクトロニック・スタビリティ・コントロール:横滑り防止装置)システムが累計生産1億台に到達したと発表した。同社は1995年に世界で初めてESCの量産を開始して約18年で累計1億台の大台に到達した。

同社によると、全世界の新車のほぼ2台に1台が同社のESCを搭載しており、ESCはあらゆる横滑り事故の最大80%を防止可能で、ESCが事故防止に大きな効果があることをデータが証明しているという。

同社でシャシーシステム・コントロール事業部長を務めるゲルハルト・シュタイガー氏は、「ESCは近年、明らかに多くの命を救ってきた。ESCは高性能なアシスタンス機能と自動運転の根幹を担っている」と述べた。

ドイツの交通事故調査データベース(GIDAS)を詳細に分析したところ、2011年にはESCにより、ドイツだけで540人の命が救われたことが証明された。ドイツでは今年、ESCを装備した車両の比率は60%に達した。そして、新車へのESC装備を義務化する国は増え続けており、欧州では、2011年10月以降に認可された全車両にESCの装備がすでに義務付けられ、2014年11月以降はESCがオプションではなく、標準装備になる。

現在でも、欧州で新車登録された乗用車と軽トラック全体の78%にESCが装備されており、米国では4.5トン以下の全車へのESC装備がすでに義務付けられており、オーストラリア、イスラエルでも同じく義務化されたほか、日本、韓国、ロシア、トルコの各国でも数年以内にESC装備が義務化されるという。

《山内 博》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ダイハツ『ムーヴ』開発責任者が語る、スライドドアを採用した「3つの理由」
  2. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
  3. ヤマハの3輪スクーター『トリシティ』が進化! SNSでの注目は「デザイン」と「屋根が付くか」
  4. 「じゃじゃ馬っぽくていい」ホンダ『ヴェゼル RS』先行公開に早くも反響! デザインと性能に注目
  5. VW、自信を取り戻した欧州の巨人…IAAモビリティ2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る