三菱自動車の米国法人、三菱モータースノースアメリカは4月1日、3月の米国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は8996台。前年同月比は70.2%増と、2か月ぶりに前年実績を上回った。
8996台の内訳は、乗用車が前年同月比123%増の4266台と回復。セダン系の車種整理を進めていた影響から、抜け出した形。SUVなどのライトトラック系は、前年同月比40.2%増の4730台と、好調が持続する。
SUVでは、2010年10月に米国市場で発売した『アウトランダースポーツ』(日本名:『RVR』)が引き続き人気。3月は、三菱の米国販売全体の36%にあたる3264台を販売した。
この台数は、同車の月販台数としては、過去最高の数字。前年同月比は33.7%の大幅増となった。アウトランダースポーツは2012年7月から、米国イリノイ工場での現地生産に切り替え、需要増に対応している。
また、新型を2013年6月に投入した『アウトランダー』は3月、前年同月比59.9%増と大きく増加。2013年9月に米国市場に投入した新型『ミラージュ』は、3月に1499台を販売した。
2014年第1四半期(1-3月)の三菱自動車の米国新車販売台数は、前年同期比24%増の1万9840台。三菱モータースノースアメリカのドン・スウェアリジェン営業担当取締役は、「3月の結果はとてもうれしい。安全性と燃費性能に優れた三菱車に対する顧客の反応には、勇気づけられる」と語っている。