スウェーデンの高級車メーカー、ボルボカーズは4月1日、3月の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数は4万7850台。前年同月比は17.9％増と、9か月連続で前年実績を上回った。
市場別では、西欧（スウェーデンを除く）が回復。3月は2万0853台を売り上げ、前年同月比は20.6％増と、2か月連続のプラス。地元スウェーデンは5288台を販売し、前年同月比は15.4％増と、3か月連続で増加。
また中国では3月、7043台を販売。前年同月比は39.2％増と、2桁増を維持する。『XC60』や中国専用ロングボディの『S60L』、『V40』が牽引役を果たす。米国では3月、5915台を販売。前年同月比は10.3％増と、8か月ぶりの前年実績超え。『S60』とXC60に加えて、米国上陸を果たしたばかりの『V60』に対する関心が高いという。
車種別の3月販売実績では、XC60が1万3665台を売り上げ、ボルボカーズの最量販車に。前年同月比は39.5％増と、11か月連続のプラスとなった。新型を投入したV40シリーズが前年同月比28％増の1万1929台、V60が前年同月比27.3％増の6702台でこれに続く。
中でも新型V40は、通常のハッチバックが9214台、『V40クロスカントリー』が2715台を売り上げた。新型は、好調な販売が持続する。
ボルボカーズの2014年第1四半期（1-3月）世界販売は、前年同期比9.5％増の10万8170台。2013年の世界新車販売は、前年比1.4％増の42万7840台だった。ボルボカーズのAlain Visser上級副社長は、「世界主要市場で成長が続いている。米国市場での回復の兆しは、心強い」と述べている。
