【リコール】トヨタ ヴィッツ など92万台、シートレールなどに不具合

自動車 ビジネス 企業動向
改善箇所
改善箇所 全 3 枚 拡大写真

トヨタ自動車は4月9日、『ヴィッツ』などのシートレール、ワイパーモーター、ハンドル固定用ブラケットに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

対象となるのは、『ヴィッツ』『ラクティス』『ベルタ』『イスト』の4車種で、2005年1月17日~2010年8月17日に製造された計91万9684台。

運転者席を前後調整するスライド機構において、固定用スプリングの強度が不足しているため、頻繁に前後調整を行うと、当該スプリングが折損するものがある。そのため、座席が固定されず、最悪の場合、走行中に座席が動き出すおそれがある。全車両の製造番号を確認し、該当するものは対策品と交換する。

また、ワイパーモータ取付部において、排水口の形状が不適切なため、落ち葉等の異物を取り除かずに使用すると排水口が詰まる場合がある。そのため、そのまま使用を続けると、溢れた水がモータ内部や制動灯等の電気配線に浸入し、最悪の場合、ワイパーや制動灯等が作動しなくなるおそれがある。全車両、排水口の形状を修正するとともにワイパーモータを新品と交換する。また、電気配線を点検し、腐食している場合は新品と交換する。

ステアリングコラム固定用ブラケットについては、ハンドルを端まで強く一杯に切る操作を繰り返すと、強度不足で亀裂が生じるものがある。そのため、そのまま使用を続けると亀裂が進行し、最悪の場合、ステアリングコラムを固定できなくなるおそれがある。全車両、当該ブラケットを点検し、異常がない場合は対策ブラケットを追加する。損傷している場合には車体部品(インストルメントパネルリインホースメント)を対策品と交換する。

不具合の発生件数はシートレールが333件、ワイパーモーターが409件、ハンドル固定用ブラケットが147件。事故は起きていない。市場からの情報により発見した。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 多胡運輸が破産、首都高のローリー火災事故で損害賠償32億円
  2. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
  3. メルセデスベンツ『Gクラス』にEV誕生、4モーターで587馬力…北京モーターショー2024
  4. ノンジャンル220台のマニアック車が集合…第15回自美研ミーティング
  5. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
  6. 見逃せない! ホイールのブレーキダスト除去術 ~Weeklyメンテナンス~
  7. MINIに新種『エースマン』登場、航続406kmのEV…北京モーターショー2024
  8. アストンマーティン『DBX』に改良新型、内装一新…707馬力仕様に一本化
  9. 「何にでもなれる自由な存在」グランドクロスオーバー、スズキ『GSX-S1000GX』の凄みとはPR
  10. 「ホンモノのGT」が日常を小冒険に変える…マセラティの新型『グラントゥーリズモ』が誘う世界とはPR
ランキングをもっと見る