ジャムコは、ドイツ・ハンブルグで開催中の世界最大の航空機インテリアショーに航空機用プレミアムクラスシート「DoveTail」を開発するとともに、航空機用シート分野へ本格参入すると発表した。
「DoveTail」は、機種を問わずに搭載することが可能で、独自のデザインにより通路側からの出入りがし易く、乗客用スペースを広くできるなどの面で優れているシート。
一昨年に発表したアバス認定のA350XWB向けのプレミアム・シート「Journey」とともに、販売を促進する。
ジャムコは、シンガポール航空へ850席を超えるファーストクラスとビジネスクラス「ダイヤモンドシリーズ」の納入実績を持つ。今後、複数のエアラインから2800席を超える需要を見込んでおり、当面の売上規模は年間100億程度を見込む。
同社の鈴木善久社長は「航空機用シートは、航空機内装品事業の4つ目の柱に成長させる予定の商品で、航空機の客室全体を隅々までプロデュースする『トータル・インテリア・インテグレーター』としての品揃えを飛躍的に向上させる」と述べている。