アルマ望遠鏡バンド10開発チーム、日本天文学研究奨励賞を受賞

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国際基督教大学で開催された日本天文学会2014年春季年会で受賞記念講演を行う小嶋氏(出展:国立天文台)
国際基督教大学で開催された日本天文学会2014年春季年会で受賞記念講演を行う小嶋氏(出展:国立天文台) 全 1 枚 拡大写真

アルマ望遠鏡バンド10受信機開発チームの小嶋崇文国立天文台先端技術センター助教が、「2013年度日本天文学会研究奨励賞」を受賞した。

受賞対象となった研究テーマは「ALMA Band 10 低雑音SIS ミキサの研究開発」。

バンド10受信機は、アルマ望遠鏡が観測する電波のうち、最も周波数の高い電波(787~950GHz)を受信する受信機で、日本が開発・量産を分担した。

高周波の電波受信機の心臓部は、超伝導技術を用いた「SISミキサ」だが、バンド10受信機では高い周波数のため、これまでSISミキサに使われてきたニオブという物質では十分な性能が出せなかった。

開発チームは窒化ニオブチタンという合金を超伝導材料として使うことで、世界最高性能の受信機の開発に成功した。

小嶋氏は、大学院時代からバンド10受信機の開発に携わってきた。技術的困難を乗り越えて高性能受信機を開発した業績が高く評価され、今回の受賞となった。

《レスポンス編集部》

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