トヨタ、過給機エンジンは一部モデルのみに

エコカー 燃費
レクサス・LF-NX コンセプト
レクサス・LF-NX コンセプト 全 3 枚 拡大写真

トヨタ自動車のエンジン技術開発を担当する足立昌司・ユニット統括部主査は、ターボチャージャーなど過給機を組み合わせるエンジンについて、SUVなど一部モデルへの採用にとどめる方針を示した。

4月10日に東京本社で行った新エンジン開発に関する記者会見で表明した。トヨタは2015年末までに燃費性能を10%以上改善した新エンジンをグローバルで14機種投入する計画。これらはシンプルなガソリンエンジンのみならず、過給機と組み合わせるものや直噴タイプ、さらにディーゼルおよびハイブリッド車(HV)用も含めたラインアップとなる。

新エンジンは今月から、1リットルおよび1.3リットルのガソリンエンジンを『パッソ』や『ヴィッツ』に搭載する。足立主査はこうした排気量の小さいタイプは、自然吸気型のエンジンで性能を高める方針を述べた。そのうえで、過給機エンジンについては「SUVなど重いクルマには必要になるだろう」と指摘し、一部のモデルにとどめる考えを示した。

実際、トヨタは今年発売予定のレクサスの小型SUV『NX』(コンセプトモデル名は『LF-NX』)に2リットルターボエンジンの搭載車を設定する計画。過給機エンジンは、小排気量で燃費と出力を高める手段としてVW(フォルクスワーゲン)など欧州メーカーの主力技術となっている。

《池原照雄》

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