日立造船、ノルウェーエネルギー企業と浮体式洋上風力発電技術で提携を拡大

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日立造船は、ノルウェー最大の国営エネルギー企業であるStatoil ASAと、浮体式洋上風力発電での技術提携で、2回目となる協業協定延長契約を締結した。

日立造船とStatoilは、2012年11月2日に日本における浮体式洋上風力発電の事業化に向けた技術提携契約を締結しており、今回の協業契約により日本国内における事業採算性を調査する。

Statoilは、世界有数の石油・天然ガス企業で、40年以上にわたって海洋石油掘削事業に携わり、大型海洋構造物の設置・運用に関する技術力を蓄積している。海洋石油掘削事業を通じて蓄積された技術力をもとに、世界初の浮体式洋上風力発電プロジェクト「ハイウィンド」の建設に着手しており、ノルウェー南西部の北海沖(水深約200メートル)に既に1基の洋上風車を完成させ、実験データを蓄積している。

日立造船は、世界初の旋回式浮体橋「夢舞大橋」やリアルタイムに沖合の津波を観測するGPS海洋ブイなど、浮体構造物の設計・施工に高いノウハウを持ち、浮体式洋上風力発電は、2004年から開発に携わっている。

また、2012年には民間6社と、日本気象協会が着床式・浮体式洋上風力発電の事業化に向けての「地域振興型アクア・ウィンド事業化研究会」を発足、継続して洋上風力発電事業の研究開発に積極的に取組んでいる。

今回の技術提携によるStatoilのノウハウを活用し、研究開発を加速していく方針。

《レスポンス編集部》

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