【三菱 ランエボ 生産終了】全天候型ハイテクワゴンの頂点へ…9代目ワゴンMR[写真蔵]

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三菱 ランサーエボリューションワゴン MR
三菱 ランサーエボリューションワゴン MR 全 21 枚 拡大写真

3月末、三菱のスポーツカー『ランサーエボリューション』の生産終了が報道された。1992年の初代登場から20年あまり。WRC制覇など輝かしい足跡を残したランエボの歩みを写真で紹介する。

第3世代ランエボの集大成モデル『ランサーエボリューションIX MR』が登場し、同時にワゴンボディを採用する『ランサーエボリューションワゴン MR』も登場した。

MRとなったが、グレードは6速マニュアルを搭載する「GT」と5速のオートマチックトランスミッションを搭載する「GT-A」で引き続き構成される。「GT」では、ランエボIX MR同様MIVECのカムプロファイルを最適化し、タービンホイール材質をインコネルからチタンアルミ合金製へと変更することで過給レスポンスを向上させている。

エクステリアもランエボIX MRと同様の変更が加えられた。フロントバンパーエアダム形状を約10mm延長し車体下に流れる空気の量を減らすことで空気抵抗の低減とダウンフォースを増加させている。さらにエアダム左右に設けられた凹形状により、車体側面の気流を意図的に剥離させ、ホイールハウス内にこもる空気を効果的に排除している。

インテリアでは、インストルメントパネルとセンターパネルがピアノブラック塗装となり、アルカンターラと本革が組み合わされたレカロ社製バケットシートも採用。ステッチがレッドとなりスポーティかつ高級感のある内装となった。

価格が倍近い輸入車と渡り合える性能を持った国産本格スポーツワゴンとして存在感を発揮していたが、ワゴンカテゴリーの市場縮小によりランエボXのワゴン版は登場することはなかった。

その代わり、5ドアハッチバックボディを持つ『ギャランフォルティス スポーツバック』にランエボXの4B11ターボエンジンをデチューンし、DCTにACDとリア機械式LSDを組みこんだ「ラリーアート」が設定され、これが実質的なランエボワゴンの後継モデルとしての位置づけとなった。

《橋本 隆志》

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