英国の高級車メーカー、ジャガー・ランドローバーは4月10日、3月の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数は5万5183台。前年同月比は3%増と、プラスを維持する。
5万5183台の内訳は、ジャガーが1万1731台を売り上げ、前年同月比は19%増。15か月連続で前年実績を上回る。『XF』シリーズと『XJ』シリーズの各2014年モデルを中心に、販売が伸びた。
また、ランドローバーの3月実績は4万3452台。前年同月比は1.1%減と、13か月ぶりに前年実績を下回った。これは昨年3月が、月販新記録だった影響が大きい。新型『レンジローバースポーツ』や『レンジローバー』が、引き続き支持を集める。
ジャガー・ランドローバーの2014年第1四半期(1-3月)市場別実績は、アジア太平洋地域が前年同期比13%増。中国は36%と大幅増が続く。地元英国を含めて、欧州は前年割れ。これは2013年1月に、特別仕様車を発売し、販売が急増した反動。北米は13%増だった。
ジャガー・ランドローバーの2014年第1四半期世界新車販売は、12万4776台。前年同期比は8%増だった。ジャガー・ランドローバーの販売担当ディレクター、アンディ・ゴス氏は、「最新モデルに対する世界的な需要のおかげで、2014年第1四半期、力強いスタートを切れた」と語っている。