日本海事協会、最適運航支援システムによる燃費改善効果を実船で確認…燃費3.8%改善

船舶 企業動向
日本海事協会
日本海事協会 全 1 枚 拡大写真

日本海事協会は、船舶の設計・運航支援のソフトウェア会社であるNAPAと共同開発した最適運航支援システム「ClassNK-NAPA GREEN」による燃費改善効果を実船検証で確認したと発表した。

今回の実船検証は、川崎汽船が協力、同社所有のコンテナ運搬船(8000TEUクラス)に「ClassNK-NAPA GREEN」を搭載し、地中海から欧州を運航した。

同システムは自己学習機能「Dynamic Performance Model」に基づき、船の実海域の船速、馬力、回転数、燃費、運動などを正確に考慮して、運航燃費コストが最小となる最適運航ルートや船速、最適トリムの計画を支援した。

検証の結果、通常の運航計画と比較したところ、3.8%の運航燃費の改善を確認できたとしている。

また、同船でインド洋でも燃費最適トリムの実船検証を行ったところ、トリムの最適化により最大4%の運航燃費改善の可能性があることを確認した。

日本海事協会とNAPAは今後も「ClassNK-NAPA GREEN」の実船検証や改善を通して、船社の運航支援に貢献していくとしている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサス『ES』新型にも「Fスポーツ」設定か...これが市販型デザインだ!
  2. マツダの新型SUVが約250万円から!?「バグってる」「買わない理由がない」など驚きの声殺到
  3. 【シトロエン C4ハイブリッド 新型試乗】ハイドロ系ダンパーでも「薄味」なシトロエン…中村孝仁
  4. 「ヤリクロ超えたのでは?」スズキ『クロスビー』のフルモデルチェンジ級進化に「最近スズキすげぇな」などSNS興奮
  5. スズキ『クロスビー』改良新型、内外装を刷新…215万7100円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る