ショーワ、86/BRZ向けダンパーの新シリーズを6月に発売

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86/BRZ向けダンパーの新シリーズ「SHOWA TUNING SPORTS Evolution」
86/BRZ向けダンパーの新シリーズ「SHOWA TUNING SPORTS Evolution」 全 2 枚 拡大写真

ショーワは、同社オリジナルブランドSHOWA TUNINGの新シリーズ「SHOWA TUNING SPORTS Evolution」(TOYOTA『86』/SUBARU『BRZ』)を開発し、2014年6月に発売する。

【画像全2枚】

SHOWA TUNINGは初代ホンダ『フィット』向けから始まり、車種によってSPORTSとCOMFORTの2タイプの異なる性能を持ったダンパーを開発していたが、ノーマル形状ダンパーの極限を求めて、今回の新シリーズを開発したという。

今回の新ダンパーの特徴は、新機構である周波数応答式可変ダンパー(Sensitive Frequency Response Damper:SFRD)を採用したことだ。

一般的な減衰力可変ダンパーは多くの場合、マニュアルでダイヤル操作するか、車両側の車速電気信号等を受け減衰力を電子的に変化させるものだが、SFRDは路面からの入力や車速変化、ステアリング操作からのダンパーの作動周波数により自動的に減衰力を連続的に変化させる構造となっている。

SFRDにより、荒れた路面ではソフトにいなし、コーナリングやスポーツ走行ではしっかりと踏ん張るダンパー特性が自動的に得られる。また、量産品の86/BRZのフロントストラットは全長が短く横力に対し作動性で不利なレイアウトになっている。これに対し、新シリーズのSPORTS Evolutionでは、フロントにドライブシャフトのないリヤ駆動車の特徴を活かして、フロントダンパーの下端を60mm伸ばしピストンとロッドガイドの間隔の延長に45mm、SFRD構造の装着に15mm使うことで、大幅に作動フリクションを減らし、なめらかにダンパーが作動するようにしたという。

さらに、ボトムチューブの板厚を2.9mmから3.2mmにアップすることで、大幅な剛性アップを実現。硬めに仕上げた減衰をSFRDが自動的に可変し、作動性の向上したダンパーとの絶妙なマッチングを追及した。

《山内 博》

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