【スズキの四輪技術】笠井常務「エンジンは20年までに1.4リットル以下へ集約」

自動車 ビジネス 企業動向
スズキ 笠井公人常務役員
スズキ 笠井公人常務役員 全 3 枚 拡大写真

スズキは4月16日に東京で4輪車の技術説明会を開き、エンジンの熱効率追求や機種の集約化計画などを明らかにした。

【画像全3枚】

ガソリンエンジンの熱効率(JC08モード基準)は現在の平均値である33~34%を、2020年初頭までに40%以上に引上げ、燃費性能の向上につなげる。この改良計画を推進するため、ガソリンエンジンは1.4リットル以下に集約していく方針も示した。

4輪技術本部副本部長の笠井公人常務役員によると、660ccの軽自動車用以外では排気量を1.0、1.2、1.4リットルの3タイプに集約する。現在、それより大きいガソリンエンジンは1.5、1.6、2.0、2.4リットルの4タイプがあり、これらは廃止する。

排気量のダウンサイジングと併せて直噴式の過給エンジンを新たに開発し、大きめのモデルに搭載していく。笠井常務は過給機については「ターボチャージャーを採用する」方針を示した。またエンジンの集約化は「20年までには完了したい」と述べた。スズキはこのほか、新興国のコンパクトカー向けに800ccの2気筒ディーゼルエンジンの開発も進めていると、同日発表した。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【ダイハツ タフト 新型試乗】ほどよい個性とさりげない行動範囲の広さがいい…島崎七生人
  2. ブリッツ、エンジン出力向上デバイス「パワコンX」発売、190車種以上に対応
  3. マツダの新型SUV『EZ-60』が250万円スタート…10月に盛り上がった口コミ記事ベスト5
  4. 次期『Sクラス』はこの顔? メルセデスベンツ『ビジョン・アイコニック』発表…大型2ドアクーペ提案
  5. 大人の秘密基地のキャンピングカー提案、「TRIP BLACK EDITION」出展へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る