東京エレクトロン デバイス、カーナビ用拡張I/O LSIを販売開始

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
TE7740RPF
TE7740RPF 全 3 枚 拡大写真

東京エレクトロン デバイス(TED) は、車載用ICの業界標準規格であるAEC-Q100に準拠した拡張I/O LSI『TE7740RPF』を自社ブランド『inrevium(インレビアム)』として商品化し、サンプル出荷を4月15日から開始する。

なお、業界標準規格のAEC-Q100とは、自動車向け電子部品評議会で定めた車載用電子部品・集積回路(IC)の信頼性試験規格のことだ。

同社によると、近年カーナビの高機能化に伴い、特にハイエンドモデルではCPUに内蔵されている各種I/O機能のみではI/Oが不足するケースが多発している。本LSIは、カーナビで必要とされるSPI(最大SPIクロック周波数:6MHz)やUART(最大ボーレート:3Mbps)などのI/O機能のワンチップ化により、CPUバスに8bit非同期インタフェースで直接接続が可能になり、カーナビのI/O機能不足を解消できるという。

本LSIは必要なインタフェース機能や汎用入出力ポートをレジスタ設定で選択でき、搭載されるシステムに柔軟に対応可能で、より効率的な機器開発を実現できる。

AEC-Q100に準拠しているため、厳しい車載品質にも耐えうる信頼性試験を実施しており、カーナビをはじめとした車載用インフォテインメント機器に最適だという。

《山内 博》

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