世界最長の150mレール、新日鐵住金が製造体制を整備

鉄道 企業動向
圧延直後の150mレール。出荷時の長さとしては世界最長となる。
圧延直後の150mレール。出荷時の長さとしては世界最長となる。 全 2 枚 拡大写真

新日鐵住金は4月16日、同社の八幡製鐵所(北九州市)で世界最長となる150mレールの製造・出荷体制を整備したと発表した。

通常の鉄道用レールは最長でも50mの長さで出荷しているが、レールとレールの継ぎ目は乗り心地や騒音・振動の悪化を招くため、鉄道事業者はレールの継ぎ目を現地で溶接してロングレール化を図るなどの対策を講じている。東北新幹線のいわて沼宮内~八戸間では国内最長となる60.4kmの「スーパーロングレール」が使われているが、これも現地で溶接されている。

新日鐵住金によると、八幡製鉄所で150mレールの取り扱うことができる精整ヤードやクレーンなどの設備対策を実施し、世界最長となるレールの製造・出荷体制を確立した。これにより溶接数の削減など線路保守作業の軽減を図ることができるという。

《草町義和》

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