【北京モーターショー14】ボルボ S60L、中国専用ロング車に PHV 設定

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ボルボ S60L PPHEV
ボルボ S60L PPHEV 全 9 枚 拡大写真

スウェーデンの高級車メーカー、ボルボカーズは4月16日、中国で4月20日に開幕する北京モーターショー14において、『S60L PPHEV』を初公開すると発表した。

車名の「PPHEV」とは、ペトロール・プラグイン・ハイブリッド・エレクトリック・ビークルの略。『S60』のロングホイールベース車で、中国専用車の『S60L』のガソリン・プラグインハイブリッド車(PHV)となる。

ボルボカーズは2013年11月、広州モーターショー13でボルボS60Lを発表。ロングホイールベース車は、中国の富裕層に人気が高い。すでにアウディは『A4』、BMWは新型『3シリーズ』に中国専用のロングホイールベースを用意し、好評を得ている。また、日産自動車の海外向け高級車ブランド、インフィニティも、『スカイライン』後継のインフィニティ『Q50』に、中国専用のロングホイールベースを設定。

ボルボカーズも、すでに『S80』の中国仕様に『S80L』を設定。この流れを、ひとクラス下のS60にも拡大させ、中国での販売増を狙う。ボルボS60Lは、ベース車両のS60に対して、80mmホイールベースを延長。後席の快適性を引き上げている。

すでに『V60』のPHV、『V60プラグインハイブリッド』を市販しているボルボカーズだが、S60L PPHEVはディーゼルではなく、ガソリンを基本にしたPHVシステムを搭載。

エンジンは同社の新世代ユニット、「Drive-E」の2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ。最大出力238hp、最大トルク35.7kgmを発生する。モーターは最大出力68hp。二次電池は蓄電容量11.2kWhのリチウムイオンバッテリー。

環境性能は非常に優秀。モーター単独で最大50km走行できるEVモードの効果もあり、欧州複合モード燃費50km/リットル、CO2排出量50g/kmを実現している。S60L PPHEVは2015年初頭、中国市場で発売される予定。

《森脇稔》

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