横浜ゴム、米国子会社を統合し、ヨコハマ・インダストリーズ・アメリカズを設立

自動車 ビジネス 海外マーケット
横浜ゴム ロゴ
横浜ゴム ロゴ 全 1 枚 拡大写真

横浜ゴムは4月1日付で、米国の工業品生産販売子会社2社を統合し、新たにヨコハマ・インダストリーズ・アメリカズを設立したと発表した。

統合したのは自動車用ホースの組立販売、自動車窓枠用シーラントの生産販売、その他工業製品の販売を行うYHアメリカと自動車用ホースなどの生産販売を行うSASラバーカンパニー。新会社は本社をケンタッキー州、生産拠点をケンタッキー州、サウスカロライナ州、オハイオ州に置く。2013年度実績で、統合した2社合計の売上高は約220億円、従業員数は約1200名。

現在横浜ゴムグループは、エアコン用やパワーステアリング用のホースを中心とした自動車関連事業を北米、中南米でも展開しているが、今後は南米を含めた米州全域に拡大・展開していく計画。そのためには、従来別会社で行っていた事業を統合し指揮系統の一本化を図ると共に、会社名に「ヨコハマ」を用いて企業ブランドの認知度をさらに高める必要があると判断した。

YHアメリカは1989年、自動車用ホースと金具の組立・販売会社としてケンタッキー州バーセイルズに設立。2009年にサウスカロライナ州イーズリーに生産拠点を設置したほか、2014年内の本格稼動を目指しメキシコ・アグアスカリエンテスでも生産の準備を進めるなど生産能力の増強を図ってきた。また、同社は1998年から自動車窓枠用シーラントの生産販売も開始、2013年には同製品の生産設備を2倍に拡張するなど事業を拡大してきた。

SASラバーカンパニーは、横浜ゴムが1989年に買収した米国モホークラバーの非タイヤ部門で1992年に設立。本社/工場所在地はオハイオ州ペインズビル。自動車用ホース、ゴム窓枠用シール材、工業用型物ゴム製品を生産販売し、従来から自動車用ホースをYHアメリカに納入してきた。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  3. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
  4. ホンダ『ヴェゼル』、新グレード「RS」先行予約開始…10月発売へ
  5. 顔が激変! BMWの最小SUV『X1』改良新型、ノイエクラッセ導入へ…プロトタイプを初スクープ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る