フリーゲージトレイン新試験車両、熊本で報道公開
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新試験車両は全電動車方式の4両編成で、新幹線の電化方式である交流2万5000Vと在来線の交流2万Vに対応。新幹線区間での最高速度は270km/h、在来線区間では130km/hとなっている。車体はアルミ製で、塗装はシャンパンゴールドとディープレッド(赤)に塗り分けられ、先頭車の側面には「FGT」のロゴを配している。流線型の先頭部の長さは8mあり、ライト周りの一部にCFRP(炭素繊維強化プラスチック)を使用するなど、軽量化に配慮した構造となっている。
開発費は約43億円で、車両は鉄道・運輸機構が保有し、JR九州が保守管理を行う。
走行試験は20日未明から始まり、2017年3月ごろまで九州新幹線と鹿児島本線で実施。3年で60万kmを走り込み、耐久性などを確認する。
《小佐野カゲトシ@RailPlanet》