4月20日、北京モーターショー14(Auto China 2014)が北京市内の中国国際展覧中心で開幕した。
中国専用モデルや人気の高いセダンが投入される一方で、気になるのがクリーンエネルギー車とSUVのコンセプトカーや新型車の存在。ベントレーやロールスロイス、ボルボなどがPHV(プラグインハイブリッド)を発表し、先進性と環境対応力をアピール。ダイムラーと中国BYD(比亜迪)の合弁ブランド、デンツァも市販EV(電気自動車)を初公開する予定だ。
また、中国汽車工業協会の発表によれば、SUVは2010年から2013年にかけて132万6000台から298万9000台へと増加し、約1.5倍の伸びを見せているという。アウディは『TT オフロードクーペコンセプト』を発表、レクサスは『NX』をワールドプレミアした。近年世界的にも好調な小型SUVモデルで、各社シェア拡大を狙う構えだ。
その他、ホンダは『スピリア』と『コンセプト・ビー』のコンプトモデル2台を、日産はデザイン・チャイナが手掛けた『ランニア コンセプト』を初公開し、中国重要視の姿勢をアピールした。
前回、過去最高となるのべ80万人を動員した世界最大級のモーターショー。今年はピーク時に12万人が訪れるとの予想もあり、来場者数の記録更新が期待される。