NEC、走行中でも音声入力が可能な雑音除去技術を開発

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NECは、自動車走行中の雑音が多い環境下でも、音声による快適なカーナビ操作を可能にする雑音除去技術を開発した。

最近、音声入力技術の普及が進み、特に自動車運転中など手を離せない場面でのニーズが高まっている。しかし、自動車走行中におけるエアコンの使用や、窓を開けた状態では、周囲の雑音のため音声入力が正しく動作しないことが多く、精度向上が要望されている。

今回の新技術は、音声入力での機器操作を行う際、最適な場所に配置した2つのマイクで音を拾い、二段階の処理で雑音を除去した上で、声のモデルを用いて機械が認識しやすい音声に調整することで、従来に比べ、5倍(同社の測定環境による比較)雑音が多い環境においても音声認識が可能になったという。これにより、エアコンを作動させたままでの走行や、窓を開けての走行など、雑音の多い環境下でも快適なカーナビ操作が実現する。

新技術の特長は、1.雑音発生源の場所に合わせマイクを最適配置し、正確に雑音を抽出する点、2.二段階での雑音処理により、細かな雑音まで除去する点、3.2つの音声モデルを自動選択し、雑音除去後の音声を認識しやすく調整する点だ。

同社は、今後、この技術を店舗や工場など幅広い場面での応用を目指し、研究開発を進めるとしている。

《山内 博》

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