【トヨタ ヴィッツ 改良新型】金森チーフエンジニア、燃費改善要素はエンジンが大半

自動車 ビジネス 企業動向
トヨタ・新型ヴィッツ
トヨタ・新型ヴィッツ 全 9 枚 拡大写真

マイナーチェンジながら大幅な改良となった「ヴィッツ」は、今後2年でトヨタ自動車が集中投入する新エンジンシリーズの第1弾である1.3リットルと1リットルのガソリンエンジンを搭載した。

【画像全9枚】

このうち、ヴィッツで最も燃費性能の高いのはアイドリングストップ装置も標準搭載した1.3リットルの2WD車で、JC08モードは25.0km/L。旧型の同等モデルにより約15%の改善となっている。

新ヴィッツの開発責任者である製品企画本部の金森善彦チーフエンジニアによると、15%の改善のうち「10%(ポイント)強がエンジン、残りがアイドリングストップ装置の改良や走行抵抗の低減などによる」という。つまり、新エンジンの寄与がほぼ3分の2を占めるというわけだ。

ヴィッツは半数余りが1.3リットルで占められるだけに、金森氏は「多くのお客様に使っていただけるよう、(燃費改善は)このエンジンに力点を置いた」という。ハイブリッド車で培ったアトキンソンサイクル式に電動連続可変バルブタイミング機構(VVT-iE)を組み合わせるなど、トヨタのコンパクトエンジンでは贅沢な機構もふんだんに採用した新鋭機となっている。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハイラックス』新型、全方位パワートレーンで誕生…日本はディーゼルを2026年発売へ
  2. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  3. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  4. 車検対応で排気効率も向上、ブリッツのエキゾーストシステム「ニュルスペック・カスタムエディション」に『ムーブ』『ステラ』が適合
  5. かつてのマーチ、日産の新型『マイクラ』が初上陸!? 日本での販売計画は…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る