日産自動車の欧州法人、欧州日産は、3月の欧州市場における新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は9万5438台。前年同月比は18.3％増と、2桁の伸びを維持する。
3月実績を市場別で見ると、サンダーランド工場のある英国が、2月の4位から3月は首位に上昇。2万7186台を販売した。これは例年3月が、企業が個人に買い与えるカンパニーカーの需要のピークに達するため。
一方、2月首位のロシアは3月、2位に後退。その販売台数は、1万7535台だった。以下、ドイツが9445台、フランスが9187台、イタリアが6005台で続く。
車種別の3月実績では、引き続きSUVが販売を牽引。1月下旬に発売された新型『キャシュカイ』が3万3548台を売り上げ、引き続き最量販車の座を保つ。
また、『ジューク』もキャシュカイに続き、1万7153台と人気。以下、『ノート』が1万0993台、『マイクラ』（日本名：日本名『マーチ』）が1万0702台、先代『エクストレイル』が2837台。
日産自動車の2014年第1四半期（1-3月）の欧州新車販売は、20万1034台。2013年実績は63万9846台で、前年比は3.9％減と、2年連続で前年実績を下回った。欧州日産は3月の結果について、「キャシュカイとジュークが3月の販売記録を更新した」と説明している。
