ヤマト運輸、冷凍・冷蔵スペースを変更できる新型車輌を導入

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ヤマト運輸の新型車輌
ヤマト運輸の新型車輌 全 2 枚 拡大写真

ヤマト運輸は4月22日、「クール宅急便」の積載容量に対応して、車内の冷凍・冷蔵スペースを柔軟に変えることができる新型車輌の導入・運行を開始したと発表した。

ヤマト運輸では昨年、全国約4000営業所のうち約200か所で「クール宅急便」の温度管理ルールが守られていなかったことが判明。再発防止策の一つとして、「クール宅急便」の積載容量に対応するための新たな車輌の開発を行っていた。

従来の車輌は車載保冷スペースの容量が固定だったのに対し、新型車輌では間仕切りを変えることで、最大4パターンのレイアウトに変更が可能。これにより、従来の車載保冷スペースから、最大で約4倍まで容量を拡大することが可能になる。

さらに、大規模な集合住宅や商業施設など駐停車時間が長時間化する地域へは、車載保冷スペース内に蓄冷板を搭載した車輌を開発。エンジン停止時に蓄冷板が車載保冷スペースを保冷するため、庫内温度の上昇を防ぐことができる。

また、中口・大口の企業様向けへの納品は、幹線輸送で使用するコールドボックスが積載可能な車輌を開発。「クール宅急便」をコールドボックスごと納品することで、輸送途中の仕分作業工程が省略でき、より品質を保てるようになる。

ヤマト運輸では、6月末までに57台の新型車輌を全国で導入し、順次導入を拡大していく。

《纐纈敏也@DAYS》

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